2012年8月18日土曜日

霊界通信の可能性


 人間と霊界との関りは、全身の細胞一つ一つが関っていると思います。一つ一つの細胞が生かされていると言っても良いと思います。具体的には細胞は宇宙(霊界も含む)のエネルギーと連携していると思います。

 では、霊界との会話はどうなるのか・・・それは、人間の脳細胞の働きが関係していると思います。以下に、一冊の本を紹介した文章を参考のために引用しました。読んで頂きたいのは最後の一行です。やはり、私達の脳は本来霊界とも会話できる能力を持っているのだと思います。
 
 意識を集中するということは大変重要なことだと思います。また簡単なことではないと思います。この本の紹介の中に、様々な精神疾患のある人の例が書かれていますが、精神疾患故に常人には出来ない意識の集中が可能なのかも知れません。

では、このようなことを如何にすれば電子装置で補助できるでしょうか。それは未だわかっておりません。


右脳の天才 サヴァン症候群の謎

D. A. トレッファート(セント・アグネス病院) G. L. ウォレス(ロンドン精神医学研究所)

 レスリー・レムケは卓越した演奏家だ。14歳のとき,彼は数時間前にテレビで初めて聴いたチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番をためらうことなく完璧に弾きこなしてしまった。レムケはそれまでピアノのレッスンを受けたことがなかったし、その後も1度も受けていない。

 彼は目が見えず、発達障害と脳性麻痺がある。しかし米国だけでなく海外のコンサートにも出演し、何千曲も演奏し歌っている。即興演奏や作曲も得意だ。

 リチャード・ワウロの絵は世界的に有名だ。元英国首相マーガレット・サッチャーや法王ヨハネ=パウロ2世らも彼の作品のコレクターとして知られている。ワウロがまだ子どもだった頃、ロンドンに住むある美術教師は、彼が描いた油性クレヨンの絵を見て雷に打たれたような衝撃を受けた。「機械工の正確さと詩人の想像力をもって描かれた途方もない作品でした」という。スコットランドに住むワウロは自閉症だ。

 キム・ピークはさながら歩く百科事典。7600冊以上の本を丸暗記していて、米国の都市や町をつなぐ幹線道路を空でいえる。すべての都市の市外局番、郵便番号、その都市をカバーするテレビ局や電話会社名も記憶している。

 だれかが自分の誕生日をいえば、それが何曜日だったか、そして定年を迎える65歳の誕生日は何曜日になるのかをたちどころに教えてくれる。またどんなに古い曲の題名も言い当てられる。しかも作曲された年月日、初演日、作曲者の生誕地に誕生日,死亡した日まで知っている。

 ピークにも発達障害があり、日常生活では父親に手助けしてもらわなければならないことが多い。1988年の映画『レインマン』で、ダスティン・ホフマンが演じたレイモンド・バビットという役柄は彼がモデルだ。

 レムケ、ワウロ、ピークは3人ともサヴァン症候群の患者だ。非常にめずらしい不思議な疾患で、患者は自閉症などのさまざまな発達障害をもつが、そうした精神的ハンディキャップにもかかわらず、驚異的な能力と才能を発揮する。

 サヴァン症候群は自閉症患者の10人にひとり,脳損傷患者あるいは知的障害者の2000人にひとりの割合でみられる。サヴァンと判明した患者のうち少なくとも半数は自閉症で,残りの半数にも他の発達障害がみられる。

 サヴァン症候群についてはまだ多くの謎が残されている。だが、脳の画像診断法の進歩により、疾病の全貌が明らかになってきた。長い間,大脳の左半球損傷説が唱えられてきたが、画像研究の結果はその説を裏付けている。

 さらに最近、一部の痴呆症患者にサヴァンに似た徴候が突然出現すると報告されたことから、すべての人の脳に天才的な才能がひそんでいる可能性も考えられるようになった。


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著者Darold A. Treffert / Gregory L.Wallace
トレッファートとウォレスは、ともに長年サヴァン症候群に関心をもってきた。トレッファートはウィスコンシン州フォンドゥラックにあるセント・アグネス病院の精神科医。初めてサヴァン患者に出会った1962年以来、自閉症とサヴァン症候群を研究してきた(メールアドレスはdtreffert@pol.net)。ウォレスはロンドン精神医学研究所の社会・発生・発達精神医学研究センターの客員研究員。彼は現在、自閉症患者にサヴァン技能がみられる確率が高い理由について研究している(メールアドレスはg.wallace@iop.kcl.ac.uk)。
原題名Islands of Genius(SCIENTIFIC AMERICAN June 2002)
サイト内の関連記事を読むウイリアムズ症候群/サヴァン症候群/精神医学/脳/自閉症

4 件のコメント:

  1. 要望に早速応えて頂き有難うございました。
    人間の細胞の一つ一つが霊界とつながっており、特に脳細胞が霊界との会話の機能を有しているとの見解、今後いかに理論化してゆくか、更には技術開発してゆくか、研究の課題は尽きないですね。
    サウ゛ァン症候群については、かなり専門的かつ特殊的な内容なので、今後関心を寄せていきたいと思います。
    使命を受けられて十数年、様々な苦労を重ねられた事と思います。
    心から応援しています。

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  2. いま多くの物理学者は高エネルギーの分野へ関心をもっています。数千億円もの予算を使って研究しています。生物学も分子生物学として、分子レベル、原子レベルで細胞やDNAの研究がなされています。私はそれだけが研究の方向だとは考えていません。低エネルギーの世界、目の前の自然の中のどこを捜せば良いか分からないからそのようにしているだけだと思います。霊界の研究はもっと身近な所にあると考えています。頑張りたいと思います。これからもよろしくお願いします。

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  3. Biologica Psychology 誌は日々解明されていく脳の機能の研究発表がされていますね。最新号 ”いじめっ子の脳” の研究内容を読んでいくと何故か脳細胞と霊界との係わり合いをとても感じます。

    霊波を受けている脳細胞の一部が故障していて、異なる脳の部分が受けるべきでない霊波をうけていたり、あるいはある一部だけが元のまま、創造時の機能を失っていないで霊波を受けられるとか、私の中でまとまっていないのですけれど、とても興味があります。

    身近な自然ですね。
    アダム、エバも自然から学んだのですから。
    創造の秘密があることでしょう。

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  4. One Lifeさん、細胞は本当にすごい存在です。一つのビルというより町のような存在です。しかも、発電所や工場、農場なんでもあります。病院も警察も放送局も軍隊も学校もあります。町というより国家というか、本当にすごい存在です。私は心の正体は脳だけでなく、全身の細胞だと思います。脳は決して中心ではないです。ホオポノポノでも言っているように、動作や言葉が先で脳は活性化されます。ただ、「意識」が鍵を握っているように思います。良い動作をする(例えば、笑うとか歌うとか)良い言葉を語る。それは意識しないとなされないことです。極端に言えば、「意識次第」と言えるかも知れません。
    すみません、結論を急ぎすぎたようです。

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